逆日歩とは

空売りに伴うリスクに逆日歩(ぎゃくひぶ)と言うものがあります。
リスクと言うよりは経費と考えた方が良いかも知れませんが、空売りに特有のものです。
逆日歩とは、平たく言えば空売りしたときに発生する株式のレンタル料のことです。
品貸し料(しながしりょう)とも言われます。
空売りが増えると、株が足りなくなります。
足りない状態で株を借りてくるために、レンタル料が上がります。
したがって株不足の状態(信用売りが多い)で空売りをしていると逆日歩が上昇し、負担する金額が増えます。
こういう性質のものですので、逆日歩は毎日変動します。
売りが増えれば逆日歩は上昇しますが、売りが少なければ逆日歩は発生しません。
賃借倍率を見ながら判断しますが、ふたを開けてみなければわからないものがあります。
しかし、逆日歩は通常であれば負担するべきものですが、預株という方法を使えば逆日歩によって利益が生まれます。
すなわち預株とは、持ち株を証券会社に預けて株式を貸し付けることです。
空売りが増えて自分の持ち株が株式不足の状態になった場合、逆日歩を受け取ることができるのです。
つまり証券会社に預けた持ち株が誰かに貸し出されることで、レンタル料を受け取ることができるということです。
ただし、預株ができる証券会社は限られているので、信用口座は預株に対応している証券会社に開く必要があります。
信用取引は需給が急激に偏ると、このような無駄なコストが発生するため、乱用することはお勧めできません。
大きく下がりそうな局面では、他の投資家も同じように考えていることが予想されます。
そうすると売りだけが多くなりすぎて、逆日歩が発生することが予想されます。
せっかくうまくタイミングを捉えても、大きな利益に結びつかないこともあります。
空売りには、このようなリスクもありますが、しかしそれでもこの制度を利用してリスクヘッジしたり下げ局面での利益を得たりする投資家が多く存在すると言うことは、このようなリスクを上手く管理することで大きな利益を生むことができると言うことに他なりません。
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